こんにちは。ウェル整体院鍼灸院 院長の 佐野 春樹 です。
早速ですが・・・
皆さんは『歩行』についてどこまで知っていますか??また、歩行の重要性をご存知でしょうか?
歩行と姿勢には切っても切り離せない関係があります。そのため正しい姿勢で歩くことは、関節・筋肉・靭帯への負担を減らし、持続効率の高い動作が可能になります。それは病気になりにくい身体が維持できるということにもなります。
逆にいうと、良くない歩行や悪い姿勢での歩行は身体のバランスを崩してしまい、骨の変形や痛み・しびれなどの障害の原因になることがあります。
具体的にどのようなことに注意して歩く必要があるのか。
皆さんが今日からできることを長年の臨床経験と運動学をもとに解説していきます♪
起立時・歩行時に見るべきポイント
➀重心位置
かかとの外側や小指側にすり減るがある場合は要注意です。通常歩行時の蹴りだす力は親指の付け根(母指球)を通り足の指へと抜けていきます。足の小指側に重心がのったまま歩いてしまうと下半身の外側に負荷がかかります。無駄なエネルギー消費が起こった結果、がに股・O脚を助長してしまい最終的に姿勢の悪化。さらにお尻の筋肉が硬直し腰の可動性を下げてしまいます。お腹を突き出して歩いている方はこの可能性が高いです。
足の親指と人差し指で蹴りだすイメージで歩いてみましょう。
②足の向き
足先が外に向いていませんか?その歩き方は内転筋(太ももの内側)の筋肉が低下しているため起こります。その歩行の癖が長く続いていると内側の筋力低下が進み、骨盤の安定がとれず姿勢の崩れにつながることがあります。
内転筋を使うためにも足先の向きはまっすぐ前にしましょう。この時、足の横幅はこぶし1個~2個ほど入る隙間が望ましいです。
正しい歩き方を意識することで、自然と良い姿勢が身につき、日常生活でも姿勢が改善されます。
頭:軽くあごを引き、前を向くこと(前のめりは×)
背中:背筋はまっすぐ伸ばす。少し胸を張るイメージで。腰を反ろうとしない。
腕:自然に振る(後ろに大きく振るといいです)
腰と骨盤:適度に前傾させ、重心を安定させる
足の運び:膝を伸ばし、かかとから着地。つま先で蹴る。
まずは上記のことをやってみましょう。すぐにできなくても大丈夫です。
はじめは10歩意識してやってみる。できるようになったら50歩・・・100歩・・・という風に増やしていけばおのずとできるようになってきます。
性格と同じように動作のクセもすぐには治らないものです。それはあなたが今まで生きてきた中で仕事のために、家族のために、友人のために頑張って動いてきたことでのクセだからです。
これからは自分のために正しい姿勢を保ちながら歩くことで、健康的で快適な歩行ができるようになります。日頃から意識してみると良いですね!
正しい歩き方は、体全体のバランスを保ちながら効率的で快適に歩く技術とも言えます。これは、地面につく足裏から背骨・頭までの全身の関節が協調して動くことで実現されます。つまりは歩行とは全身運動なのです。
この連動運動が正しく行えることにより、骨盤のバランス・姿勢・筋力が整い健康がつくられ更には健康が維持されるというわけです。
立ち姿勢や歩き方は、その後の健康に大きく影響します。私たちの体は、丈夫な骨とそれをつなきとめる筋肉・靭帯などの軟部組織によって支えられています。しかし、乱れた姿勢や歩行によって偏った一部の筋肉だけが過度に使われると筋肉が硬直。さらにそこから骨が引っ張られて姿勢が乱れます。一方で、使われない筋肉は徐々に弱まっていき、年齢を重ねた時に体を適切に支えることができなくなってしまいます。
結果、脊柱管狭窄症・ヘルニア・歩行障害・変形性膝関節症・すべり症・腰痛・肩こり・四十肩・頭痛・めまい・・・の悪化にも関係してきます。
1度、自分の太ももをお風呂の際にでも観察してみてください!!
チェックするポイントは3つ
➀太ももの外側と内側の筋肉はおおよそ均等な膨らみはありますか?
②内側の筋肉に力を入れて硬くなるのを感じられますか?
③外側の筋肉は固くなって押したら痛い状態になっていませんか?
1つでも『まずいかも!』と感じたらこれから生活を変えるチャンスです!
ただ、どうやって変えていけばいいのかわからない・・・
歩き方を意識したけどなかなかうまくいかない・・・
早く変えたい、今の症状を早くどうにかしたい・・・
そんな悩みの方は当院にお越しください。当院は
『歩行から健康をつくる整体院』です。
症状が出ていてもかまいません。出ていなくてこれからが不安の方も是非お越しください。しっかりと悩みを聞かせていただくのはもちろんですが、目標を明確にし二人三脚で達成できるようお手伝いさせていただきます。
ウェル整体院鍼灸院
院長 佐野 春樹