T.Iさん
◆お住まいの地域:鶴ヶ島市
◆ご年齢:71歳
◆お悩みの症状:脊柱管狭窄症、頭痛
・当院に来院された経緯
2年前から屋外を歩く時や階段を上る時に膝の外側が痛み生活に支障をきたしていました。
コロナが蔓延していた時期と重なり治療をせずに我慢していました。
5年前に整形外科では脊柱管狭窄症と診断されたものの、待ち時間が長く通院を断念。他の整体院にも通院しましたが刺激量が強くて通うのが苦痛になってしまったとのことでした。なんとかヨガなどで改善をこころみていましたが一向によくならず、途方に暮れていました。そんな時に旅行に行くことになり、それまでにはなんとか良くしたいと考え、HPで検索したそうです。検索した中に当院を見つけていただき、予約制である事と優しい刺激の施術という言葉が決め手となり来院されました。
・検査の結果
・腰回りの関節可動域減少
・足底の外側に体重が乗る歩行動作
・猫背による肩甲骨の動作制限
初回のカウンセリングと検査で判明したのが
脊柱管狭窄症だけではなく、側弯症と外反母趾も患っているということでした。
普段の生活で常に痛みを庇う動作の為、姿勢が崩れてしまうことで首〜骨盤の関節と筋肉が固まり、歩く時もガニ股になり体全体のバランスを崩していました。結果として骨盤の関節が硬く、その影響で骨盤周囲の筋肉の緊張が高まってしまい下半身にいく神経を圧迫して膝の外側の痛みを感じている状態でした。上半身にも力が入りやすく、長年頭痛や首肩こりにも悩まされていたようです。
それを踏まえて、関節可動域の拡大を目的とした仁整骨院独自の副作用の少ない施術と人間の基本的動作となる歩行の癖改善を軸とした自己処置・運動指導を行いました。そうすることで正しい歩行(生理歩行)と正しい重心位置での生活動作を取り戻し下半身にかかる負担を軽減させていきます。骨盤の動きを滑らかにし神経走行上の周囲筋肉が緊張しにくい姿勢の獲得。さらには上半身の緊張を軽減させるために並行して自律神経を整える施術も行っていきました。
旅行やお出かけがお好きな事もあり、自信を持って泊まりで旅行に行ける体作りを目標に週2回4か月間の治療を行いました。
初回の施術
強い刺激が苦手という事だったので、腰回りの関節可動域を広げる為の施術を局部的に行いました。徐々に関節可動域を広げていくことで運動療法を始めた際に生理歩行が作りやすく、またよくない歩行(病理歩行)に戻りにくくすることができます。
施術後、股関節部の可動域向上がみられたため、その状態を少しでも維持してもらうために自宅でできるセルフケアをお伝えしました。
1か月後
施術と生活動作の指導によって腰と股関節の可動域は広がりましたが、生活上での変化はまだ感じられていない状態でした。
2か月後
骨盤を中心に背骨にかかる圧力を抜く施術を行いました。
座り方や歩き方の指導と運動療法を取り入れたことで、じっとしている時の辛さが軽減しはじめました。生活面のアドバイスを実践したことで睡眠の質も向上しました。
3か月後
横隔膜の動きを良くする施術を行ったことで、
30代からの頭痛と首肩こりも改善されて台所作業がしやすくなりました。
4か月後
初回との姿勢写真比較によって背筋が伸びました。
階段の上り下りが問題なく行い、外へ散歩ができるようになり、さらには泊まりで伊豆へ旅行に行けるようになりました。
総括
今回のT・Iさんは「脊柱管狭窄症」という大きな疾患の診断をされていました。
現在は長年の頭痛と肩こりも改善して、好きなアーティストさんのライブに参加する為に
今も定期的にメンテナンスで通っていただいています。
脊柱管狭窄症、側弯症や外反母趾など骨の変形は元に戻す事は出来ませんが、関節と筋肉の緊張と緩め、変形に適応させた身体の使い方を獲得する事ができれば旅行やお出かけを楽しめるようになります。T・Iさんの様に健康寿命を高めたい…、好奇心を失いたくない…、体の不調によってやりたい事を諦めたくない…という方は当院にご相談下さい。
必ず力になります。
仁整骨院