Y.Yさん
◆お住まいの地域:坂戸市
◆ご年齢:80歳
◆お悩みの症状:腰痛
・当院に来院された経緯
Y.Yさんは2~3年ほど前に自転車で転倒したことがきっかけで腰痛を発症しました。その後近所にある整骨院に通いましたが治療計画や運動指導はなく、電気やマッサージを受けてもなかなか変化を感じることができずに悩んでいました。それでもごまかしながら生活をしていましたが、1~2週間ほど前から右の腰が悪化。そこから数日して左の腰にも痺れる様な痛みが現れてきました。特に椅子からの立ち上がり時、寝起き後すぐの動き出し、前かがみの動作時には症状を強く感じ、昔のように動けず悔しい日々を送っていたそうです。歩行も10分もできず買い物にも困るほどでした。
そんな時に当院の看板を見て、「ここは腰痛の専門的治療院かもしれない」と思い当院に来院されました。
・検査の結果
・腰臀部周囲の関節可動域減少
・下腿外側に偏った重心による歩行動作
・腰下肢の筋力低下による循環不良、むくみ症状
初回のカウンセリングと検査で判明したのが、長年の腰臀部をかばう丸まった姿勢によっての腰背部筋緊張、さらに股関節や仙腸関節の硬さと腰から大腿部外側に負担をかける歩行などの日常生活動作が原因であるということでした。
結果として、足底にかかる圧が外側に偏っていることで下腿及び大腿部の外側から腰部にかけて直接負荷がかかり、それをかばうように姿勢が丸まることで背骨や腰から下肢の関節・筋肉が固まります。その状態が長く続くことで筋肉の伸張性が失われ、背筋を伸ばそうと反らせるように力を入れた時や前かがみのような腰の筋肉を伸ばす動作時にストレスがかかってしまっている状態でした。その為、前かがみや反る動作だけでも筋肉や関節が耐え切れなくなり、炎症が出やすくなってしまっていました。
それを踏まえて、関節可動域の拡大を目的とした仁整骨院独自の副作用の少ない施術と人間の基本的動作となる歩行の癖改善を軸とした自己処置・運動指導を行いました。そうすることで関節可動域を取り戻し、腰に負担のかかりにくい姿勢獲得と正しい歩行(生理歩行)と正しい重心位置での生活動作を取り戻し、筋肉の柔軟性をつけることを目標に週1回3ヶ月行いました。
初回の施術
長期間の負担によって硬くなってしまった仙腸関節と体幹部周囲の筋肉を調整し、腰臀部周囲にかかる疲労を軽減させる施術を行いました。そうすることで運動療法を始めた際に関節の動きが作りやすく、またよくない歩行(病理歩行)に戻りにくくすることができます。
施術後、股関節部の可動域向上がみられたため、その状態を少しでも維持してもらうために自宅でできるセルフケアをお伝えしました。
1か月後
施術と生活動作指導、運動療法によって体幹の可動域向上と大腿部外側の筋肉の弛緩がみられはじめました。負担量の軽減は見られ始めています。
椅子からの立ち上がり動作が楽になってきていました。
2か月後
腰部下部にも筋肉上の柔軟性を施術で感じるようになり運動療法でもガニ股になる癖が修正され始めているのが目視できるようになりました。
ご本人からも今まで使っていたコルセットを外して行動する時間が増えてきたとの声をいただきました。
3か月後
初回との姿勢写真比較によって姿勢が変わっていることを自覚。施術による仙腸関節並びに股関節部の可動域向上と運動指導などによる生理歩行獲得によって、腰部にかかる負担の減少と筋肉の伸張性が増したことで買い物なども問題なく行えるまでになり、今では散歩にも行く余裕が出てきました。
総括
今回のY.Yさんは買い物やゴミ捨てなど動かなくてはいけない状況の中で思うように動けずとてももどかしく、さぞ今後の生活への不安を抱えながらの日々だったかと思います。
自宅での運動療法も簡単なもの且つ最大限効果が出るようなものを選び、日々実践していただくことで筋肉の柔軟性・左右バランス・骨盤可動域向上によって症状軽減と姿勢の改善がみられるようになりました。
もしもY.Yさんのようにどこに行っても良くならない。これからの生活が不安。自分が動けないといけない・・・と困っているなら、ぜひ一度ご相談ださい。
我々の数多くの経験と実績から、あなたに合った治療計画を立て、改善までしっかりサポートいたします。
仁整骨院