Y.Oさん
◆お住まいの地域:川越市
◆ご年齢:75歳
◆お悩みの症状:めまい、肩こり、自律神経症状
当院に来院された経緯
Y.Oさんは40年以上肩こりに悩まされていました。10年前にはメニエール病になり、薬でその後治まっていたそうです。しかし75歳になってから肩こりがひどくなりはじめ、3週間ほど前の通勤中にめまいを感じ、そこから時々クラっとするめまい・吐き気・動悸を自覚し始めました。耳鼻科に行っても明確な診断を言われることはなく、薬の処方のみでした。ただ、薬を服用するとめまいが悪化してしまい、怖くなり服用はその後控えていたそうです。自律神経の乱れと身体の不調から横になる時間も増えてしまい、趣味の絵本を書くこともできず辛い日々を送っていました。
そんな時にPCで「めまい、自律神経失調症」と検索したところ当院を見つけ、「身体の心配なく生活したい」「趣味をもっと楽しみたい」との想いから来院されました。
検査の結果
・首および肩関節の可動域制限
・長期間にわたる猫背によって肩甲骨の動作制限
・首側面部から肩上部にかけての過緊張
初回のカウンセリングと検査で判明したのが、長い年月をかけて趣味やデスクワークによって猫背の姿勢が常習化してしまったことで顎を突き出すようになり首には常に負荷がかかっているということでした。そのため首にある鎖骨から耳に向かっての筋肉の緊張が耳の三半規管を圧迫してしまいめまいを引き起こしていました。また、丸まることで背骨の真横にある筋肉が常に引き伸ばされてしまい脊柱を圧迫、自律神経の出口を狭めてしまう状態にもなっていました。さらに肩甲骨は肋骨に押し付けられて動きの制限が生じ、同時に胸が縮まり呼吸が浅くなっていることで回復力に必要な酸素の取り込みが不十分になっていました。
結果として、無意識の姿勢が首から背中・肩の関節と筋肉を過緊張させてしまうことで自律神経症状と回復力低下、可動域の制限、及び炎症を常に起こしてしまっていました。そのため首には常に熱感があり、筋肉は常に緊張しているため伸張性を欠き、背筋を伸ばしてもその状態が長時間保てないほどでした。
それを踏まえて、首~背中の緊張軽減と首に負担のかかりにくい良姿勢がとれるような関節の可動域獲得を目的とした仁整骨院独自の副作用の少ない施術と炎症を抑えるための自己処置・関節の硬さが再発しないようにする運動指導を行いました。そうすることで正しい姿勢を取り戻し、三半規管と自律神経への負担を軽減し回復力を上げることができるため、めまいの起きにくい身体にすることが可能になります。これらのことを目標に週2回6ヶ月行いました。
初回の施術
長期間の負担によって硬くなってしまった肩関節や肩甲骨を調整し、関節周囲部の筋肉にかかる疲労を軽減させる施術を行いました。さらには自律神経を整える施術によって上半身の緊張を抜き、胸の広がりをつくり呼吸のしやすい状態にしました。そうすることで回復力の向上と運動療法を始めた際に良姿勢が作りやすくなります。
施術後、首及び肩関節部の可動域向上がみられたため、まずは炎症の鎮静化を目的とした自宅でできるセルフケアをお伝えしました。
1か月後
施術と生活動作指導、運動療法によって関節の可動域向上と肩関節まわりの筋肉の弛緩がみられ始められました。負担量の軽減はみられ始めています。
動悸を感じることが減ってきた…不安感の減少…などの変化を感じはじめました。
2か月後
胸の広がりが出てきたため姿勢が変わり始めました。首周囲にも筋肉の柔軟性を施術で感じるようになり肩関節の可動域向上が目視できるようになりました。
左腕があげられるようになった、めまいの頻度が減ってきたことが嬉しいとの声をいただきました。
4か月後
初回との姿勢写真比較によって姿勢が変わっていることを自覚。肩こりの自覚症状を感じない時間の増加、めまいを感じることがほとんどなく生活できるようになりました。
6か月後
施術による各関節の可動域向上と運動指導などによる良姿勢獲得によって、今まで首にかかっていた負担がなくなりました。回復力が高まったことも相まって生活上の不安は無くなり、今までできなかった趣味も不安なく出来るようになりました。
総括
今回のY.Oさんは「めまい」と「肩こり」、「自律神経症状」により薬ではなかなか改善がみられず仕事や私生活にも支障が出てしまい、さぞ病院への不安と今後の生活への不安を抱えながらの日々だったかと思います。
もしあなたもY.Oさんのように首や肩のことで悩んでいて、家族に迷惑かけたくない…仕事や趣味を不安なくやりたい…と思っているなら、ぜひ一度ご相談ください。
我々と一緒に悩み解決に向けて身体を変えていきましょう。あなたの力になります。
仁整骨院