I.Mさん
◆お住まいの地域:坂戸市
◆ご年齢:85歳
◆お悩みの症状:腰痛、ギックリ腰
・当院に来院された経緯
I.Mさんは10年ほど前から腰痛に悩んでいました。湿布やコルセットをして生活をしていましたが1週間ほど前に身体を捻って転倒したのをきっかけにギックリ腰を発症しました。その後病院でレントゲンを撮りましたが異常はなし。医師から痛みの原因や自宅での運動指導はなく、湿布を処方されただけだったそうです。湿布をしても痛みは悪化してしまい、ベッドからの起き上がりや階段の昇り降りも手すりがないとできないほどでした。そんな時に当院のチラシがポストに入っているのを見つけ、ここなら実績もあるし何とかしてくれるのではと思い勇気を出して当院に来院されました。
・検査の結果
・腰臀部周囲の関節可動域減少と筋肉の過緊張
・下腿外側に偏った重心による歩行動作
・腰部、臀部の炎症症状
初回のカウンセリングと検査で判明したのが、長年の腰臀部をかばう丸まった姿勢によっての腰背部筋緊張、さらに股関節や仙腸関節の硬さと腰から大腿部外側に負担をかける歩行などの日常生活動作があったことでした。その状態で転倒したことにより体幹部に急激な捻じる力が加わったことで腰周辺の筋肉に炎症が起こっていました。
結果として、足底にかかる圧が外側に偏っていることで下腿及び大腿部の外側から腰部にかけて直接負荷がかかり、それをかばうように姿勢が丸まることで背骨や腰から下肢の関節・筋肉が固まります。その状態が腰の回復力を低下させてしまう要因となり、急性症状を慢性化させるおそれがありました。
それを踏まえて、関節可動域の拡大を目的とした仁整骨院独自の副作用の少ない施術と人間の基本的動作となる歩行の癖改善を軸とした自己処置・運動指導を行いました。そうすることで関節可動域を取り戻し、腰に負担のかかりにくい姿勢獲得と正しい歩行(生理歩行)、正しい重心位置での生活動作を取り戻し、筋肉の柔軟性向上と腰の炎症回復を目標に週2回1ヶ月半行いました。
初回の施術
長期間の負担によって硬くなってしまった仙腸関節と体幹部周囲の筋肉を調整し、腰臀部周囲にかかる疲労を軽減させる施術を行いました。そうすることで炎症部への負担軽減と運動療法を始めた際に関節の動きが作りやすく、またよくない歩行(病理歩行)に戻りにくくすることができます。
施術後、股関節部の可動域向上がみられたため、その状態を少しでも維持してもらうために自宅でできるセルフケアをお伝えしました。
2週間後
施術と生活動作指導、運動療法によって体幹の可動域向上と大腿部外側の筋肉の弛緩がみられはじめました。炎症と腰への負担量の軽減は見られ始めています。
ベッドからの起き上がり動作が楽になってきていました。
4週間後
腰部下部にも筋肉上の柔軟性を施術で感じるようになり運動療法でも丸くなる癖が修正され始めているのが目視できるようになりました。
ご本人からも「家の中では問題なく歩けるようになってきた」との声をいただきました。
6週間後
初回との姿勢写真比較によって姿勢が変わっていることを自覚。施術による仙腸関節並びに股関節部の可動域向上と運動指導などによる姿勢の変化によって、腰部にかかる負担の減少と筋肉の伸張性が増したことで前より背筋を伸ばして歩ける時間が増えてきており、今では散歩にも行く余裕が出てきました。
総括
今回のI.Mさんは奥様がなかなか動けないため、自分が動かなくてはいけない状況の中で思うように動けずとてももどかしく、さぞ今後の生活への不安を抱えながらの日々だったかと思います。
自宅での運動療法も簡単なもの且つ最大限効果が出るようなものを選び、日々実践していただくことで筋肉の柔軟性・左右バランス・骨盤可動域向上によって症状軽減と姿勢の改善がみられるようになりました。
もし、I.Mさんのように病院では問題ないと言われたけど良くならない。これからの生活が不安。自分が動けないといけない・・・と困っているなら、ぜひ一度ご相談ださい。
数多くの経験と実績から、我々が改善までしっかりサポートいたします。
仁整骨院