K.Oさん

◆お住まいの地域：川越市

◆ご年齢：76歳

◆お悩みの症状：四十肩・五十肩

当院に来院された経緯 

K.Oさんは来院の４ヶ月ほど前に家の中で転倒してしまい顔面と肩を打ち付けてしまったようです。整形外科でレントゲンを撮ったものの骨に異常はなく、石灰沈着なども見られなかったとのことでした。ですがなかなか肩の動きが改善されることはなく、整形外科のリハビリに1か月通っても、近所の整骨院に2か月通っても効果を感じることができなかったそうです。右肩は90度以上上げることができず、食事の支度や掃除機をかけることも苦痛だったようです。夜は寝返りも困難で、痛みで1～2時間ごとに起きてしまい、常に睡眠不足になっていました。

そんな時にインターネットで「五十肩」と検索したところ当院を見つけ、ここなら良くしてくれるのではないか…患者さんの声のように私も不安なく生活したい…という想いから来院されました。

検査の結果

・右肩関節の可動域制限

・肩を庇う姿勢によって肩甲骨の動作制限

・右肩周囲部の広範囲にわたる過緊張

初回のカウンセリングと検査で判明したのが、転倒によって打ち付けてしまった右肩を庇うように肩を丸めてしまう姿勢で身体が固まってしまい、それにより猫背のような姿勢になっていました。背筋が伸ばせないことによって肩の前面と後面の筋肉に常にストレスがかかっており、過緊張が起こってしまっていました。さらに肩甲骨は肋骨に押し付けられて動きの制限が生じ、同時に胸が縮まり呼吸が浅くなっていることで回復力に必要な酸素の取り込みが不十分になっていました。

結果として、無意識の姿勢が背中・肩の関節と筋肉を過緊張させてしまうことで力を抜くことができなくなり、常に興奮状態になってしまい回復力の低下。さらには可動域の制限、及び炎症を常に起こしてしまっていました。そのため肩関節周囲には常に熱感があり、筋肉は常に緊張しているため伸張性を欠き、胸を張ってもその状態が長時間保てないほどでした。

それを踏まえて、肩～背中の緊張軽減と肩関節に負担のかかりにくい良姿勢がとれるような関節の可動域獲得を目的とした仁整骨院独自の副作用の少ない施術と、炎症を抑えるための自己処置・関節の硬さが再発しないようにする運動指導を行いました。そうすることで正しい姿勢を取り戻し、肩関節周囲部にかかる負担を軽減し回復力を上げることができるため、肩及び肩甲骨の可動域のとれた身体にすることが可能になります。これらのことを目標に週３回３か月行いました。

初回の施術

長期間の負担によって硬くなってしまった肩関節や肩甲骨を調整し、関節周囲部の筋肉にかかる疲労を軽減させる施術を行いました。さらには自律神経を整える施術によって上半身の緊張を抜き、胸の広がりをつくり呼吸のしやすい状態にしました。そうすることで回復力の向上と運動療法を始めた際に良姿勢が作りやすくなります。

施術後、首及び肩関節部の可動域向上がみられたため、まずは炎症の鎮静化を目的とした自宅でできるセルフケアをお伝えしました。

1か月後

施術と生活動作指導、運動療法によって関節の可動域向上と肩関節まわりの筋肉の弛緩がみられ始められました。負担量の軽減はみられ始めています。

ぬか味噌が混ぜられるようになった…洗濯ばさみが使えるようになった…などの変化を感じはじめました。

2か月後

胸の広がりが出てきたため姿勢が変わり始めました。首周囲にも筋肉の柔軟性を施術で感じるようになり肩関節の可動域向上が目視できるようになりました。

可動域が向上したことで、掃除機がかけられるようになって嬉しいとの声をいただきました。

３か月後

初回との姿勢写真比較によって姿勢が変わっていることを自覚。腕もはじめ前方から90度しか上げられなかったところから170度まで上がるようになりました。寝られる時間の延長や台所作業や家事での不安が減少してきたことによって、お散歩時にも腕が振れるようになりました。

総括

今回のK.Oさんは「四十肩」「五十肩」により薬や電気治療ではなかなか改善がみられず私生活にも支障が出てしまい、さぞ病院への不安と今後の生活への不安を抱えながらの日々だったかと思います。
もしあなたもK.Oさんのように肩のことで悩んでいて、家族に迷惑かけたくない…趣味のゴルフを不安なくやりたい…と思っているなら、ぜひ一度ご相談ください。
我々が悩み解決に向けて計画を立てて全力でサポートいたします。あなたの力になります。

仁整骨院